転職をする上で超えなければいけない壁、それは面接です。
「面接ってどんな格好で行けばいいの?」「面接にもマナーがあるの?」と面接の対処法を知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回の内容は転職の面接を控えている看護師が面接前に最低限押さえておくべき面接のマナーをお伝えしたいと思います。
面接は基本的に最初の第一印象が肝心です。面接当日はどのように格好でどのような立ち振る舞いをしたら相手の良い印象が与えられるのか、第一印象での無駄な失点を避け、無事面接を通過出来るよう参考にしてみてください。
とにかく第一印象が大事
面接では何と言っても第一印象が大事です。むしろ全てといっても過言ではありません。「人は見た目が9割」「人の印象は出会って5秒で決まる」と言われるほど、第一印象が与える影響は大きいです。
第一印象は主にその人の「見た目(格好)」や「表情」や「立ち振る舞い」で決まります。ですのでこれらをいかによく見せるか、それが面接突破の鍵になります。
もしあなたが面接官だったとして、髪の色や服装、化粧が派手できちんと相手の顔を見て挨拶も出来ない人が面接にやってきたとしたらどうでしょうか?正直「この人本当に転職する気があって来ているのか」と憮然としてしまいますよね。
逆にスーツをビシッと着こなし、髪型や化粧も落ち着いた感じでしっかりと相手の顔を見てハキハキと挨拶をされたらそれだけでグーンと印象が良くなりますよね。面接では後者を目指しましょう。
それでは第一印象を良くするための方法を順番に見ていきましょう。
服装はスーツもしくはビジネスカジュアルで
面接時の服装の基本はスーツです。出来れば面接当日は有給を取ってしっかりと事前準備をするのが望ましいですが、転職の場合は通常の勤務が終わった後で面接先に行くというパターンが考えられます。
その場合、勤務先にいきなりスーツで行ってしまうと同僚や上司に色々と勘ぐられてしまう可能性も。ですのでこういった場合はビジネスカジュアルで問題ないと思います。
落ち着いた色のジャケットにパンツとフォーマルで知的な印象を与えられるような格好を選びましょう。派手な色使いのものや柄が目立つものを選ばないように注意しましょう。また、胸元が大きく開いたシャツを着るのもフォーマルではないのでNGです。
具体的にはブラックやネイビー、グレーなどのクールな印象を与えるジャケットに白やクリーム色の落ち着いた印象を与えるパンツ、黒のシンプルな靴(ヒールは低めに)が良いでしょう。あくまで面接なので、自分らしさや個性を出さず、フォーマルな格好を心がけましょう。
髪型や化粧で清潔で健康的な印象を
髪型や化粧は見た目において大きなウエイトを締める部分です。面接ではなるべく清潔感や健康的な印象を与えられるように気をつけましょう。
髪型に関しては、金髪に近い茶髪や染めてから時間が経ったため頭頂部が黒くなっているような人は面接前に落ち着いた色(なるべく黒に近い色で)に染め直しましょう。そのままだと相手に汚らしい印象を与えてしまいます。
また、髪が長い人はポニーテールのように一つにまとめた方がスッキリとした印象が与えられます。前髪が顔にかかる人はピンで止める等をしてしっかりと相手に自分の顔が見えるようにしましょう。髪が顔にかかっていると相手に暗い印象を与えてしまいますので、なるべくおでこが出るような髪型で面接に挑むと良いでしょう。
そして化粧に関しては極力ナチュラルメイクで。ノーメイクでも悪くはないのですが、血色が良くない人がノーメイクで行くと相手に不健康そうな印象を与えてしまうので、なるべく自然で健康的な印象を与えられるようなナチュラルメイクを心がけましょう。
アクセサリーがなるべく控えめに
アクセサリーに関しても派手なものをジャラジャラと身につけていると相手に不誠実な印象を与えてしまいます。ピアスやネックレスなどのアクセサリーはあまり目立たないものを身につけるようにしましょう。繰り返しますが、面接の場ではなるべくフォーラムな格好をするよう気をつけましょう。
ネイルに関しては意外と目立つので避けた方が無難です。また、当日はバッグに履歴書等を入れて持ち歩くと思いますが、ブランドのロゴや柄がでかでかと入ったものは避けて、落ち着いた色調のバッグを選ぶようにしましょう。また、香水も苦手が人がいるのでつけすぎに気をつけてあくまでふわっと香る程度に抑えましょう。
表情や立ち振る舞いは笑顔で元気よく
ここからは面接当日の流れに沿って、表情や立ち振る舞いについて気をつけるべきポイントを紹介していきます。普段、看護師の皆さんが患者さんと接する際に気をつけているようなことを当たり前にこなしていけば大丈夫です。緊張するとは思いますが、どんなときも笑顔を忘れず面接を乗り切りましょう。
面接会場に行くまで
電車がバスなどの交通機関が遅れることもありますので、面接会場の最寄りの駅には30分前までには着くよう余裕を持って行きましょう。当日慌てることのないように前日に面接場所までのルートや所用時間を調べておくと良いでしょう。もし勤務後に面接が入っている場合、面接場所への到着がギリギリにならないよう余裕を持って面接の時間の設定をしておきましょう。
もし面接開始時刻の30分前など、面接場所にかなり早めに到着してしまった場合、そのまま受付などに行ってしまうと相手に迷惑がかかる場合があるので、受付に行くのは5〜10分前にしましょう。また、早く行きすぎてしまうと待合室であれこれ考えてしまい、余計な緊張を生んでしまいます。ですので、もし早く着きすぎてしまった場合はその病院の周りを散歩するなどして緊張をほぐしましょう。その際、自分がその病院で働いた時のことなどをイメージトレーニングすると面接でも前向きな印象を与えることが出来ると思います。
また、受付に行く前にはトイレで最終の身だしなみチェックをするようにしましょう。面接中に着信音やバイブレーションが鳴ることのないように携帯電話も電源をオフにしておくかサイレントモードにしておきましょう。
受付に着いたら
受付に着いたら受付の人に「本日○時に△様と面接のお約束を頂いております、看護師の●と申します。」と面接の担当者を呼んでもらいましょう。(紹介会社のコンサルタントが同行している場合はコンサルタントが代わりに言うこともあります)
面接室に通されたら
面接官が先に部屋で待っている場合は部屋に入る前に「コンコン」と2回ノックをしましょう。相手から「どうぞ」といった返事があるのを待ってから扉を開け「失礼します」と挨拶をしてから入室するのが一般的です。部屋に入ったら、まず一礼をして相手のことをしっかりと見て「看護師の●と申します。本日はお忙しい中お時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と明るく元気にハキハキと挨拶をしましょう。
先に部屋で待っていて、面接官が後から入ってくる場合は通された部屋で座って待ちましょう。担当者が入ってきたら、起立して上記のパターンと同様に礼を言います。着席するのは相手から促されてからです。座るときには「失礼します」と言うのも忘れずに。
また、もしお茶やコーヒーなどを出されても面接官から「どうぞ」と言われるまでは口をつけるのを止めましょう。「どうぞ」と言われたら「ありがとうございます、頂きます。」と御礼の言葉を述べてから口をつけましょう。この際、アレルギーで飲めない等の場合を除き、苦手でも最低ひと口は口をつけるようにしましょう。
面接中に気をつけること
面接中は常に明るく笑顔で元気にハキハキ話すように心がけましょう。これだけで大分好印象を与えることが出来ます。また面接中の姿勢は猫背にならないように背筋をシャキッと伸ばしましょう。椅子の背もたれなどにもたれかかるとだらしない印象を与えてしまいますので注意が必要です。
そして話をするときはなるべく相手の目を見て話しましょう。目を見るのが苦手という方は相手の鼻の上を見るようにしましょう。これだけで相手からは目を見て話しているように見えます。
もし緊張して表情が硬くなってしまうという方は面接の最初に「すみません…緊張してしまって…」と思い切って伝えてしまいましょう。そうやってあらかじめ話してしまうことで自分自身の緊張も多少は和らぎますし、相手も緊張をほぐすように考慮してくれると思います。
勤務条件や仕事内容など、メモをとりたい場合は「メモを取らせて頂いても宜しいでしょうか?」と確認することを忘れずに。いきなりメモを取り出すと相手を驚かせてしまいます。
面接が終了したら
面接が終わったら起立して「ありがとうございました」と御礼の言葉を述べましょう。部屋のドアを開けたら退出する前に面接官の方を向き直し「失礼いたします」と一礼してから退出しましょう。
また、エレベーターのところまで面接官が見送ってくれるケースもあります。この際はエレベーターのドアが閉じる前にもう一度「ありがとうございました」と一礼するようにしましょう。それまでに他の看護師や職員とすれ違ったら軽く会釈をすることも忘れずに。
よく「家に帰るまでが遠足」と言われていますが、面接も同じです。面接が終わったからと気を抜いて病院内で携帯をいじったり電話をしたりせず、病院の敷地内を出るまで色んな人に見られている(面接が続いている)と最後まで気を抜かないよう意識しましょう。
転職するなら今!マイナビ看護師
求人件数 | 対応地域 | 利用料金 |
13,000〜 | 全国 | 無料 |
- 【マイナビ運営】豊富な求人案件は大手ならでは
- 【万全サポート】不安な点は転職前に相談可能
- 【非公開求人】他にはない独自の求人がある