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退職願の書き方と退職日までにするべきこと

転職先が決まって退職日が決まれば、あとは最後の出勤日までにしっかりと引き継ぎを済ませ、トラブルなく過ごすだけです。

「退職までに何をすべきなの?」「退職願ってどうやって書くの?」など色々と準備することが多いのは分かってはいるけれど何をどうしたら良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は退職が決まった看護師向けに最後の出勤日までにすべきことをまとめました。

心機一転、新しい職場に移っても前の職場から引き継ぎに関して頻繁に連絡が来る…なんてことは新しい職場での評判にも関わってくるので避けたいところ。最後の最後まで気を抜かず、しっかりとトラブルなく退職出来るよう参考にしてみてください。

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まずは退職願の作成を

師長に退職の意思を伝え、了承を貰ったら次は退職願の提出になります。

よく聞かれるのが退職”届”と退職”願”の違いです。実際はほとんど両者の意味に違いはありませんが、どちらかというと「退職願」の方がニュアンス的にソフトな感じになります。

「退職届」の場合は退職することを届け出る、つまり「退職します」と断言するような意味合いになります。一方で「退職願」は「願い」という言葉が入っている通り「退職させて下さい」と上長に許しを請うような意味合いになります。ですので、退職の際は「退職願」を使うようにしましょう。

もう一つ、よく聞かれるのが退職願を手書きで書くべきか、パソコンで作成しても良いのかということです。これは結論から言うとどちらでも大丈夫です。時間がないという方はパソコンでササッと作成したものをプリントアウトして提出すれば良いですし、パソコンで書類を作成したりするにが苦手という方は手書きで書いたものを提出するのが良いでしょう。

文面に関しては一般的な文言をテンプレートとして使用しましょう。退職願は「退職します」ということを伝えるための形式的なものですので、退職理由等を細かく長々と書き連ねることなく「一身上の都合により退職します」の一言で簡潔に済ませましょう。

また、もしご自身が勤務されている医療機関で独自のフォーマット等があればそれを使用しましょう。

退職願の書き方のポイント

次に退職願の書き方のポイントをいくつか整理します。テンプレートの文言と一緒に押さえておきましょう。

テンプレート

退職願

①私事

②この度一身上の都合により、③来る平成○年○月○日をもって退職したくお願い申し上げます。

④平成△年△月△日 ⑤××科 自分の名前(印)

⑥□□病院 病院長 ▽▽様

書き方のルール

横書きではなく縦書きが一般的
手書きの際は白い縦書きの便箋に黒いボールペンや万年筆で
①:行の一番下から「私事」と書き出すのが一般的
②:退職の理由は「一身上の都合により」とシンプルに
③:退職予定日は師長と話して決めたものを
④:ここの日付は退職願を提出する日にちを
⑤:自分の所属部署や名前は提出先の宛名(⑥)よりも下になるように
⑥:宛先は病院の最高責任者の名前を(理事長がいる場合はそちらを)

封筒のルール

封筒は縦長の白無地が一般的
表には中央に「退職願」と記入
裏に自分の名前と所属部署を記入

円満退職のためにも万全な引き継ぎを

そして退職の際に何と言っても大事なことはこの引き継ぎ作業です。引き継ぎ作業がきちんと出来ていないと自身の退職後に現場の混乱やトラブルを招くだけなく、新しい職場で思わぬ疑いをかけられることも…。

もし引き継ぎが不十分だった場合、新しい職場に何度も確認の電話が来たりと面倒なことになります。転職先に前の職場での引き継ぎが不十分だったことを知られてしまうと新しい職場での自身の信用問題にも関わります。しっかりと引き継ぎが出来ていればこういった連絡が来ることはめったにありませんが、念のため引き継ぎ相手に自身の電話番号やメールアドレスなどの連絡先を教えておいて、何かあった際にまずはそちらに連絡するように伝えておくと良いでしょう。

スムーズな引き継ぎをするためのコツは「引き継ぎメモ」を作成して新しい担当者に渡すことです。自身がこれまで担当していた業務を洗い出し、引き継ぐ内容をきちんと文章にして残すことで、引き継ぎの漏れも防止出来ます。引き継がれた方も「説明して貰っていない」「説明された内容を忘れた」などといったトラブルを避けることが出来ます。この引き継ぎメモには、自分が担当していた仕事の流れや詳しい作業内容などなるべく細かく、かつ相手に分かりやすく書くように心がけましょう。

また、この引き継ぎメモのコピーをとって自身でも保管しておくと、もし新しい職場に転職した後で引き継いだ内容に関して何か連絡が来た際でも迅速に対応することが出来ます。

有給が残っている人は消化を

もし有給が残っている人は勿体ないので有給を消化してから退職するようにしましょう。有給休暇は労働者に認められた立派な権利なので最後だからと遠慮せずに使うと良いです。100%の有給消化をしても法的には全く問題ないのですが、一般的には職場に遠慮をして全ての有給を消化せず、7〜8割の有給消化に抑えて退職する人が多いようです。

まだ引き継ぎが残っているのに有給消化に入ってしまうと、残された同僚に迷惑をかけたり、休暇中なのに何度も対応せざるを得ないような状況になってしまい、お互いスッキリした辞め方が出来なくなってしまうので、しっかりと引き継ぎを完了してから有給消化に入りましょう。

最後のあいさつも忘れずに

退職日の仕事は引き継ぎの最終確認とそれまでお世話になった人達への挨拶回りになります。同僚や師長はもちろんのこと、看護部長や医師などお世話になった方には忘れずに直接挨拶に出向くようにしましょう。

この際、お世話になった人達へのお礼の気持ちを込めてデパートなどで売っている菓子折りのお菓子などを配るのが一般的です。たくさんの人に配れるよう個包装になっている菓子折りを買って持っていきましょう。



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