年も明け、もうすぐ卒業シーズンですね。そして春になると新しい出会いが。
看護師を目指す看護学生や新卒で入ってくる看護師の方も数多くいると思います。彼女たちはそれぞれ胸に期待と不安を抱きやってきますが、そういった初々しい姿を見て先輩方もふと自分たちが看護の道を目指した頃の初心に返る瞬間があったりするのではないでしょうか。
そこで今回は女性向けの人気掲示板「ガールズちゃんねる」より看護師を目指したきっかけというトピックをご紹介したいと思います。どういったきっかけで看護師を目指した方が多いのか、またそこに寄せられた個性的なエピソードなども合わせて紹介します。
食いっぱぐれなし?安定した雇用も魅力!
【参照トピック】看護師目指してる方、看護師の方!きっかけはなんですか??
このトピックには約300件のコメントが寄せられていますが、その中でも看護師という職業が安定して雇用があるということから経済的な理由で看護師を目指したという方が多くいました。
わたしは、看護師は食いっぱぐれしないからと両親に言われ看護師になりました笑
辛いことだらけですが、やりがいはやっぱり感じます!
地方では特に仕事がないと言われている昨今ですが、看護師は全国的に人手不足な状況となっています。そうした背景もあり全国どこでも安定して雇用がある看護師は不況に強い仕事と言えるでしょう。また、都心部に比べ地方ではその傾向が顕著ですが看護師の給与水準が比較的高めというのも看護師を目指す大きなきっかけの一つになっているようです。
子供は親の背中を見て育つ?親の影響も強し!
また、「母が看護師をしているから」という回答も多いようでした。
私の場合、母が看護師をしています。
そのため将来のなりたい職業を考える時に、自然と看護師が選択肢の1つに入っていました。
大変な面も分かった上で、自分も看護師になりたいと思いました。。
子は親の背中を見て育つと言いますが、人の生死に関わるという誇りのある仕事である看護師をやっている母親の姿を見て憧れる方も多いのではないでしょうか。現役看護師である私の妹もやはり看護師である母の姿を見て看護師を目指したと言っていました。
やっぱり「誰かの役に立ちたい」
そして、家族などの身近な人が病気になったり自身が看護された経験をきっかけに看護師を目指したという方も多くいました。
現在高校1年の息子が
1歳の時に小児がんその時の恩返しが少しでもしたくて
35歳で看護学校に通い
看護師になりました私が優しく居られるのは
本当の痛みや、苦しみ、悲しみを知っているから
また、他人の優しさを知っているから看護師の仕事って素晴らしいですよ
現在、目指していらっしゃる方々
頑張ってくださいね
大学入学直後に骨肉腫で右脚を切断した時に看護師さんには本当にお世話になりました。大学は休学となり、脚ががなくなり、治療で髪を失いました。時に八つ当たりをしても笑顔で受け止めてくれた看護師さんに救われてその道を志して大学を中退、看護大学に入り直しました。
あれから25年、今は結婚して子供もいます。義足で看護師をしていますが、脚のことを忘れるぐらい忙しい毎日を過ごしています。私は看護する側、される側の気持ちがわかるということを強みに頑張っています。
仕事は大変ですが、充実した人生だと思っています。
このように家族が看護された時の思いや経験をきっかけに35歳で看護師の道を目指された方もいらっしゃいました。「人の痛みを知っているからこそ他人に優しく出来る」というのは看護師という職業の偉大さや素晴らしさを物語っているのではないかと思います。
看護師という職業は人間関係だったり仕事が大変だったりで「もう辞めたい」と思う瞬間も数多くあると思います。そんなときにこうした看護師になったきっかけを見るというのは看護師を目指そうと思った頃の初心に返る良い機会になるのではないのでしょうか。
あと1ヶ月ちょっとで4月、春に向けて気持ちも新たに頑張りましょう!